この記事は、副業を始めるきっかけとなった休職・復職の体験談を整理しているシリーズの第3弾となります。
休職中の最初はとにかく寝て過ごし、少しずつ気持ちを書き出したり体を動かすようになりました。
その中で「自分にとって何が大事か」を見直す時間になったと思います。
前半:とにかく寝ていた毎日
休職に入ってから最初の2週間くらいは本当にずっと寝ていました。
朝、子供と夫を送り出してからそのまま眠り、保育園のお迎えの時間に間に合うように起きて迎えに行き、夕食、お風呂、寝かしつけ後、子供たちと一緒に朝まで眠る生活でした。
夫から聞いた話では、保育園へ子供を送ってくれた夫が在宅勤務のため家に帰ってきた時、私はリビングで寝ており、
昼ご飯を食べに再びリビングに降りてきた時、同じ姿勢のまま変わらず眠り続けていたようです。。。
休職前は夜眠れないことが多かったですが、休職してからは安堵したのか、身体が回復モードに入ったのか起きてる時間よりも寝ている時間の方が長かったです。
今振り返ると、それらは心身の回復に必要な睡眠であり、それ程頑張っていたんだなと思います。
なので、休み始めは何も考えなくて良いです。心も体も徹底的に休ませてあげてください。本当に今までよく頑張りました。
中盤:自己分析と気分転換
たくさん寝て少し元気が出てくると、ノートに自分の気持ちを書き出していきました。書く気力がないときは頭の中だけで思考して。
「今つらい」だけではなく、「今までどうやって生きてきたんだろうか」「なぜ私はこう感じるのか」「過去のどんな出来事が影響しているのか」と、原因や背景を掘り下げて考えてしまうのは私の性格――MBTIでいうとINTJらしい部分かもしれません。
感情を感情のまま残すより、構造化して理解することで安心するタイプなんです。
そうして、根本から自分の人生を俯瞰するように分析し、それに疲れたら気の向くまま寝たり、考えたくないときは作業ゲーなどをして思考停止して過ごしていました。
私にとってはこれらのことがリフレッシュに繋がるんだと、この時 明確に自覚しました。
リフレッシュ方法は人によって様々だと思うので、この方法が他の人にも合っている、そうするべきとは思いません。
自分に合った方法を見つけておく、またはこれを機に見つけられると自身をコントロールしやすそうだと感じました。
また、休職中は心の回復期間なので、自分の心のままに気分によって過ごし方を変えることも大事だと思います。
後半:体を動かし始めた時期
自己分析をする中で、私はずっと運動部だったため、学生時代は嫌なことがあっても部活に集中すると汗と一緒に考え事もすっきりすることが多かったことを思い出し、ジムに通うことにしました。
「火曜日と木曜日だけは行く。あとは気分で行ける時に行く」と決めて通い、軽く筋トレをしたり、ウォーキング、ジョギングをしたりしました。家の周辺を走るのも良いですが、他人の目が気になるタイプなので、ジムで好きな動画を見ながらジョギングする方が気が楽でした。
良い汗を流すと頭もすっきりし、運動をした後はお腹が減ってたくさん食べるようにもなりました。
また、その時は意識していなかったですが、振り返ると、あの時の運動は単なるリフレッシュではなく、無理なく復職に向けて体を慣らす大切な時間になっていました。
心境の変化
また元気になればなるほど、「こんなに仕事して何になるんだろう」「私の優先順位は子供たちなのにそこまで無理する必要あるんだろうか」「こうして私が休んでいても仕事は回っているしそこそこでいいのではないだろうか」と仕事観が変わっていきました。
思えば、産後初めて穏やかな日々を過ごせていたかもしれません。
休職を経て、初めて“自分にとって大事なもの”を見直すことができました。