この記事は、私の育児方針を整理するシリーズの第2弾です。
前回の記事はこちら
-
-
【体験談】子どもの自己肯定感を育てるために私が実践している5つのこと|子育てで大切にしていること①
この記事は、私の育児方針を整理するシリーズの第1弾です。 前回の記事はこちら 今回のテーマは「子どもの自己肯定感を育てること」なぜ必要だと感じたのか、自己肯定感とは何か、私が日々の子育てで意識的に実践 ...
今回のテーマは「自分で考え、自分で選ぶ力を育てること」
日々の子育ての中で、「つい先回りしてしまう」「口を出しすぎてしまう」──そんな自分を振り返ることがあります。
それでも、子どもが自分で考えられる瞬間を信じて見守る時間を大切にしています。
子どもが自分の心を守るために大切なのは「自分で考え、選ぶ力」。
小さな選択や声かけを積み重ねることで、その力は少しずつ育つと信じています。
子どもが将来、自分の人生を歩んでいくときに欠かせないのは「自分で考え、選ぶ力」だと思っています。
誰かの意見に流されるのではなく、「自分はどうしたいか」を基準に選べること。
それは、自分の心を守るための大切な力になるはずです。
私は子どもに選択肢がある場面では、なるべく「どう思う?」「どっちにしたい?」と問いかけるようにしています。
もちろんまだ小さいので、うまく答えられないことも多いですが、それでも「自分の意見を持っていい」と伝えること自体が大事だと感じています。
たとえ小さな選択でも、「自分で決められた」という経験の積み重ねが、やがて大きな場面でも活かされ、自分の心を守る力につながっていくのではないでしょうか。
子どもに“考える力”が必要な理由
子どもが将来「自分の心を守る」ためには、まず 自分の大切なものを見極める力 が必要だと思っています。
周りに流されて選んでしまうのではなく、
「これは自分にとって良い選択なのか?」と考えて選べるようになってほしい。
やがて親元を離れ、自分一人で困難に直面した時も、
「どうすればいいか」を自分で組み立てられる力にもなっていきます。
自分で考えることができるとどのような子になるか
自分で考え、自分で選ぶ力があると、子どもはこんな風に成長していけるはずです。
- 周りに流されず、自分の人生を自分で選べる
- 緊急事態でも落ち着いて判断できる
- 問題にぶつかっても、自分で考えて解決していける
これは大げさではなく、人生を生きていく上で欠かせない力だと思います。
自分で考え、選ぶ力を育てる4つの習慣
次に、私が日常生活の中で実際にやっている4つの習慣をご紹介します。
私はなるべく 小さな「選択」や「考える機会」 を作るようにしています。
小さな選択を積み重ねる
「どっちにする?」
どんな小さなことでも、選択肢を与えて、自ら選んでもらっています。これは言うなれば選択することの練習です。
例えば「青と赤の服、どっちにする?」等どんな小さなことでもOKです。兄弟で意見が違っても「あなたはこっちが好きなんだね」と認めてあげることも意識しています。
気持ちを言葉にする時間をつくる
「あなたはどうしたい?」
何か困っている時には「どうしたいの?」と聞きます。
子ども自身がうまく言えない時は「○○な気持ちなんだね。それならどうしたらいいと思う?」と少し手を添えてあげます。
そうすると、子どもが「僕はどうしたいんだろう?」と考え始めます。自分の気持ちを見つける力も大切です。
失敗から一緒に考える
「次からどうしたらいいと思う?」
叱られるようなことをした時などには「次からどうしたらいいと思う?」と聞きます。
そして「いいね!次からはそうしてみよう!」と肯定して、実際にできた時には「考えた通りにできたね!」と声をかけるようにしています。
私は失敗しても次に活かしていけたらOK!というスタンスです。失敗した状況こそ絶好の教材です。
「自分で決めていい」と伝える
いきなり大きな選択は誰でも難しいので、日常の小さな選択から始めて「自分で考える」練習を重ねています。
上手く言えなくても、それでも「自分の意見を持っていい」と伝えること自体が大事だと感じています。
これらは、親自身も子供の選択を尊重する練習だと思って取り組んでいます。
将来、子供が見つけた「やりたいこと」を応援してあげたいなぁという気持ちがあります。
うまくいかない時の対応(親の悩み)
もちろん、いつもうまくいくわけではありません。
- 子どもが「正解」を伺うように答えることがあります。
自由に選んでほしいのに「これを選ばなきゃ怒られる?」と探ってしまうことも。 - 小さいうちは自由に答えられるけれど、小学生くらいになると「正解」にこだわる子も増えてきます。
それ自体が悪いわけではないけれど、一貫して支えるのは難しいところです。 - 私自身も「まずは選択することが大事」と思っていても、つい口を出しすぎてしまうことがあります。
それでも、日常の小さな積み重ねが「自分で考える」ことにつながると信じています。
人生は選択の連続。
その時々で、自分にとっての最適解を見つけられる子に育ってくれたら嬉しいです。
まとめ:選ぶ経験が“心を守る力”になる
「自分で考え、自分で選ぶ力」は、子どもが将来、
自分の心を守りながら人生を歩んでいくための大切な力です。
まだ完璧ではなくても、毎日の小さな選択から「自分で決められた」という経験の積み重ねが、やがて大きな場面でも自分の心を守る力につながっていくのではないでしょうか。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
次回は、「子どもが“自分の気持ちを大切にする力”を育てる関わり方」について書いていきたいと思います。
あなたは最近、自分の気持ちを優先して何かを選択したことはありますか?
この記事が、日常の関わり方を見直すきっかけになれば嬉しいです。
-
-
子どもが「自分の気持ちを大切にできる子」になるために家庭で意識している4つのこと|子育てで大切にしていること③
この記事は、私の育児方針を整理するシリーズの第3弾です。 前回の記事はこちら 今回のテーマは「自分の気持ちを大切にする力を育てること」子どもには「自分の気持ちを大切にしていい」と伝えたい。小さな場面で ...