この記事は、私の育児方針を整理するシリーズの第2弾です。
今回のテーマは「自分で考え、自分で選ぶ力を育てること」
子どもが自分の心を守るために大切なのは「自分で考え、選ぶ力」。
小さな選択や声かけを積み重ねることで、その力は少しずつ育つと信じています。
子どもが将来、自分の人生を歩んでいくときに欠かせないのは「自分で考え、選ぶ力」だと思っています。
誰かの意見に流されるのではなく、「自分はどうしたいか」を基準に選べること。
それは、自分の心を守るための大切な力になるはずです。
私は子どもに選択肢がある場面では、なるべく「どう思う?」「どっちにしたい?」と問いかけるようにしています。
もちろんまだ小さいので、うまく答えられないことも多いですが、それでも「自分の意見を持っていい」と伝えること自体が大事だと感じています。
たとえ小さな選択でも、「自分で決められた」という経験の積み重ねが、やがて大きな場面でも自分の心を守る力につながっていくのではないでしょうか。
なぜ大事だと思うのか
子どもが将来「自分の心を守る」ためには、まず 自分の大切なものを見極める力 が必要だと思っています。
周りに流されて選んでしまうのではなく、
「これは自分にとって良い選択なのか?」と考えて選べるようになってほしい。
やがて親元を離れ、自分一人で困難に直面した時も、
「どうすればいいか」を自分で組み立てられる力になってほしいのです。
この力があるとどうなるのか
自分で考え、自分で選ぶ力があると、子どもはこんな風に成長していけるはずです。
- 周りに流されず、自分の人生を自分で選べる
- 緊急事態でも落ち着いて判断できる
- 問題にぶつかっても、自分で考えて解決していける
これは大げさではなく、人生を生きていく上で欠かせない力だと思います。
日常で心がけていること
日常生活の中で、私はなるべく 小さな「選択」や「考える機会」 を作るようにしています。
- 選択の練習
「青と赤の服、どっちにする?」など小さなことから選んでもらいます。
兄弟で違っても「あなたはこっちが好きなんだね」と認めてあげる。 - 気持ちを言葉にする
何か困っている時には「どうしたいの?」と聞きます。
うまく言えない時は「○○な気持ちなんだね。それならどうしたらいいと思う?」と少し手を添えてあげます。 - 失敗から考える
怒られるようなことをした時には「次からどうしたらいいと思う?」と聞きます。
そして「いいね、次からはそうしてみよう」と肯定して、実際にできた時には「考えた通りにできたね!」と声をかけるようにしています。 - 小さな積み重ね
いきなり大きな選択は誰でも難しいので、日常の小さな選択から始めて「自分で考える」練習を重ねています。
上手く言えなくても、それでも「自分の意見を持っていい」と伝えること自体が大事だと感じています。
うまくいかない時もある
もちろん、いつもうまくいくわけではありません。
- 子どもが「正解」を伺うように答えることがあります。
自由に選んでほしいのに「これを選ばなきゃ怒られる?」と探ってしまうことも。 - 小さいうちは自由に答えられるけれど、小学生くらいになると「正解」にこだわる子も増えてきます。
それ自体が悪いわけではないけれど、一貫して支えるのは難しいところです。 - 私自身も「まずは選択することが大事」と思っていても、つい口を出しすぎてしまうことがあります。
それでも、日常の小さな積み重ねが「自分で考える」ことにつながると信じています。
人生は選択の連続。
その時々で、自分にとっての最適解を見つけられる子に育ってくれたら嬉しいです。
まとめ
「自分で考え、自分で選ぶ力」は、子どもが将来、
自分の心を守りながら人生を歩んでいくための大切な力です。
まだ完璧ではなくても、毎日の小さな選択から「自分で決められた」という経験の積み重ねが、やがて大きな場面でも自分の心を守る力につながっていくのではないでしょうか。
私はそう思いながら子どもと向き合っています。
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